我が家が暮らすオーストラリアは移民国家。
様々な異なるルーツを持つ人々が共存しているため
クリスマスに食べるものや過ごし方も家庭によって違います。
今回はイギリス系の我が家で義母が毎年作る、
伝統的なイギリスのクリスマス料理をご紹介します。
クリスマスディナーのメニュー

クリスマスディナーは結婚式のようにテーブルに一人一人の名前が置かれ、
家族とは言えフォーマルなディナーとなります。
前菜
オーストラリアのクリスマスは夏真っ盛り。
海の目の前に暮らしている義両親、
クリスマスの前菜は牡蠣やエビなどの魚介類が中心です。
シャンパンと一緒にかなり長い時間を過ごしたあとメイン料理へ。
メイン料理

クリスマスやアメリカのサンクスギビングデーなどで
テーブルの上に七面鳥の丸焼きがおいてあるシーン、
テレビや雑誌でよく見かけますよね。
クリスマスに七面鳥を食べる家庭は多いですが、
チキンやポーク、ローストビーフなどを食べることもありますし、
特に筆者が暮らすオーストラリアのクリスマスは真夏なので、
骨つきのハムをスライスしたものを食べる年もあり、
特に「クリスマスには七面鳥を食べる」という決まりがあるわけではありません。
我が家のメインはその年によって変わりますが、
ローストビーフを食べることが多いです。
グレービーソース
ローストディナーの時には「グレービー」という、
肉汁から作るソースをたっぷりかけて食べます^ ^
義母のグレービーソースは
肉汁
ワイン(料理によって赤または白)
ブイヨン(料理によってビーフ/チキン)
小麦粉
これをドロドロになるまで煮詰めます。
おいしさの秘密はたっぷりの肉汁。
いたってシンプルなレシピですが絶品です。
ヨークシャープディング
ヨークシャープディングは、ふわふわのシュークリームの皮のようなもので
ロースト料理の付け合わせとして肉汁をつけて食べます。
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付け合わせ
メインの付け合わせはその年によって違いますが、
・ポテト
・芽キャベツ
・人参
・インゲン
・パンプキン
など、蒸してオーブン焼きにします。
上述のグレービーソースは付け合わせにもたっぷりかけて食べるのが
オススメですよ!
<出典画像:https://www.thekitchn.com>
デザートはクリスマスプディング
ローストディナーの最後はクリスマスプディングです。
クリスマスプディングはドライフルーツとブランデーを生地に練りこんで作る
蒸しケーキのようなもので
イギリスのクリスマスの伝統的な食べ物です。
これにブランデーバター(バターと砂糖を混ぜたものにブランデーを加えたもの)
とよばれるトッピングをかけて食べます。
日本のクリスマスには欠かせないクリスマスケーキというものは
我が家のクリスマスには登場しませんが、
フランスのクリスマスケーキ「ビュッシュ・ド・ノエル」は
日本でも馴染みがあり、日本のクリスマスケーキに近いかもしれないですね。
まとめ
我が家では毎年ほぼこのような料理でクリスマスを過ごしています。
ローストディナーと聞くとなんだか何時間もかかりそうな
イメージですが、
メインとなるお肉を決めたら、あとは野菜をつけ合わせるだけの
実はとってもシンプルなお料理。
慣れてしまえばたくさんの品数を準備するよりも簡単ですので、
興味があればぜひ作ってみて下さいね。
楽しいクリスマスを^ ^