こちらの記事から続いていますm(_ _)m

エズ村からこの日はオクシタニー地方タルヌ渓谷の中心部に位置するサンテニミ村へ移動。
この村は当初旅程には組み込まれていなかったのですが、
当時東京で主人と2人よく通っていたフレンチビストロのお店の
フランス人スタッフに
この村の古城ホテル『シャトー ドゥ ラ ケーゼ』をおすすめされ
行ってみることになりました。
日本に来る前、彼はこのホテルでウェイターとして働いていて
とにかく素敵な所なのでぜひ行って欲しいとのこと。
彼についてはこちらの記事↓でも少し触れています。

一体どんなところなのか楽しみにエズ村を出発!
フランス主要都市からサンテニミ村までのアクセスは、こちらのサイトの
アクセス情報をご参照下さいませ。m(_ _)m
2006年ドイツワールドカップ決勝戦の日
その日オクシタニー地方についた私達はランチを食べようとある小さな村に入りました。
ドライブの途中に見つけた全然知らないかわいらしい村。
信じられない程だ〜れもいません。
その時、小さなビストロの前に男性ばかりの人だかり。そして
私達が横を通った途端、全員が私達に向かって何かを叫び始めました!
一体何ー!!!
とりあえずわけもわからずその村を退散。
私達がイタリア/フランスを旅行していたのはまさに2006年にドイツで開催された
ワールドカップの開催期間。
そしてコートダジュールのエズ村からサンテニミに移動していたその日は7月9日。
フランス 対 イタリア
決勝戦の日。
ここまでは別に何の問題もありません。
エズ村の記事から読んでくださっている方はおわかりになるかもしれませんが、
私達の旅はミラノで借りたレンタカーでスタート。
当然ながら私達はイタリアナンバーの”I”をバッチリとナンバープレートに
つけて走っていたわけです。
主人はアングロサクソン系の白人ですが、
ボローニャに滞在中、地元テレビ局にイタリア人に間違えられて
街角インタビューされるくらいなので
イタリアナンバー車に乗った主人を
イタリア人だと思い何かを叫んでいたのでしょう。。
そんなことには気づかず、まさに今から試合が始まるという大切な時に、
フランスの田舎町をのんびりとイタリアナンバーで走っていたかと思うと
何とも間抜け。。。
やっとの思いでまたもや日没近くにシャトー ドゥ ラ ケーゼに到着。
決勝戦はすでに始まっていたので、ディナーはお部屋に運んでもらうことにしました。
サンテニミの古城ホテル『シャトー ドゥ ラ ケーゼ』

私達が泊まったお部屋は『Jeanne-Suite Junior』。
エズ村とゴルド村で滞在したホテルとは違い、サイトで見る限り12年経った今でも
内装は大きく変わっていませんでした。
手入れの行き届いた庭が美しいです。
2006年にサンテニミを訪れてからずいぶん時間が経っていますが、
シャトー ドゥ ラ ケーゼで必ず思い出すのは前述のイタリアナンバー車のこと、
そして
ワールドカップ決勝戦が見たいためお部屋まで運んでいただいた
ホテルのディナーです。
ホテルで栽培されている自家製野菜をたくさん使ったディナーは本当に
素晴らしいの一言でした。
(すみません。試合観戦に夢中なため写真がありません。。。)
自家製生野菜の葉っぱが全てサンプルの偽物かと思うほど美しく、そして
サービスがとても素晴らしかったことが印象に残っています。
プライドが感じられました。
お天気に恵まれ、プールで泳いだり渓谷沿いの散歩を楽しんだり、また、ホテル横を
流れるタルヌ川ではカヌーを楽しむ人達がたくさんいました。
最後に
サンテニミ村も夏は観光地として賑わうものの、コートダジュールのような賑やかさはなく、
渓谷の川の流れる音とセミの声が何とも懐かしくて、
子供の頃の夏休みを思い出すような、本当に静かでゆっくりとした時間が流れていました。
東京のビストロでフランス人の彼に出会うことがなければおそらく知らなかった
この小さなサンテニミ村。
『フランスの美しい村』にも認定されています。
フランスの村を訪れている日本の方はたくさんいらっしゃると思いますが、
機会があればぜひサンテニミ村にも足を運ばれてみて下さい。
宿泊はもちろんシャトー ドゥ ラ ケーゼをおすすめします!
次はプロバンス<ゴルド村>の記事へ続きます。
お時間がありましたらぜひこちらの記事もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
