我が家の子供達が公文を始めたのは上の子8歳、下の子5歳の時。
毎日の宿題はやる子供も大変ですが、嫌がる子供に宿題をさせる親も大変ですよね。
今回は、次女が宿題を嫌がった時に提案されたスランプ脱出法をご紹介します!
科目は算数のみ。
最初の1年は週2回、その後は他の習い事との兼ね合いで今は週1回通っています。
子供が宿題を嫌がる!先生から提案された対応策とは

幼稚園年長の時に公文を始めた次女。
優しい先生達と静かなセンターの雰囲気が気に入ったようで毎週嫌がることなく通うこと1年。
日々の宿題もやる気スイッチが入るまでにグズグズすることもありましたが、回数を重ねていくと計算が速くなっていくのが自分でも励みになったようで、何とかこなしていました。
ところが、二桁の引き算が始まりしばらくすると、宿題を嫌がるどころか拒否。
ちょうどその頃、同じ曜日に通っていた同じ学校の子が辞めてしまい、それが引き金となって彼女のやる気は急下降。
ついに「もう辞めたい」と言い出しました。
自分にとって簡単ではないことを毎日毎日こなすわけですからこういう時期がくるのは予想していましたし、彼女が壁にぶち当たっているのは見ていてよくわかりました。
算数に対して嫌悪感を持たず、公文を嫌いになることなくこの時期をどうやって乗り越えるのか。
おそらくこういう子供達をたくさん見てきたであろう先生にお力を借りることにしました。
先生から提案されたのはこちら。
「宿題の量を減らすのでなく宿題をやるための時間を減らす」
というもの。
具体的にはこんな感じです。
★宿題をやるための時間を設定する(私は3分にしました)。
★その設定した時間だけ公文をやる。
★例えやったのが一問だけだとしても設定した時間が終了したらその日の公文は終わり。
★そしてその設定時間を少しづつ長くしていく。
短い時間でも続けているうちにできるようになっていき、気がつけば壁を乗り越えていた、というのが狙いです。
わからないから苦手になる。
→苦手だから時間がかかる。
→時間がかかるから嫌になる。
この負のループに陥らないために、この対応策はとても効果がありました。
大人だって、例えば嫌いな食べ物が目の前にあって、「全部食べなさい」と言われたら一口も食べたくないけれど、「一口でいいから食べてね」と言われたら頑張れるかもしれない。。

「3分」というのが実際どれ程の長さなのかよくわからないまま、とりあえず宿題に向かった次女は、設定した3分のアラームがなった時あまりの時間の短さにびっくりしていました。
「今日も3分だけがんばろ〜」
「3分で今日はどこまでできるかな〜」
などの声かけも効果的でした。
3分公文を1週間続けたあとは時間を5分に延ばしましたが、その頃から練習問題が引き算と足し算がミックスされたものになり、大好きな足し算で自信を取り戻してどうやらスランプを脱出したようです。
公文は先生によってずいぶんとやり方が違うようですが、この方法が許されるようでしたらスランプ時にぜひ試してみて下さい。
公文式には賛成?反対?

今や「KUMON」の名で海外でも高く評価されている公文。
子供達の学校からも結構な人数が通っていますが、ひたすら計算問題を解く公文式の学習方法には反対という声も。
正直、始めて数ヶ月経った頃に私も「ひたすら計算問題をやるのはどうなんだろう。。」と同じことを考えていました。
確かに計算は速くなるかもしれないけれど、文章問題は苦手なままなのではないか。。。
そこで、すでに大学生や社会人になっていて、子供の頃公文に通っていたという人達のコメントを探しました。
反対派の意見というのももちろんありましたが、
一つ、私の心に残った現役東大生のコメントがこちら。
(少し表現を変えています)
「文章問題も結局最後は計算して問題を解かなくてはならないので、その計算が速いということはものすごく有利だというのは大人になってからわかった。公文をやってよかった」
という内容でした。
このコメントを読んだタイミングと長女の力がぐんぐん伸びていった時期が重なったこともあり、もう少し頑張ってみようと、それまでの迷いが消え今に至ります。
公文を続ける理由

算数が苦手だった長女は今2学年上のレベルに進んでいます。
学校の授業も楽しめるようになり、何より自分に自信がついて公文をやってよかったと言っています。
子供の頃から数字が苦手。
そんな意識をひきづったまま大人になって欲しくないなと思っていた矢先に、偶然にも近所に公文が開校。
通うことになり今に至りますが、計算が得意だという自信がつく他にも、
▶︎毎日少しの時間でも学習するという習慣
▶︎わからないことを自分で解決しようとする根気
▶︎コツコツと続ける持久力・忍耐力
なども少しづつ鍛えられてほしいと思い今のところ続けていくことにしています。
3時間も4時間もやらなくてはいけないものではなく、慣れた問題なら10分もかからずに終わってしまうことも。
他にやらなくてはいけないこと(学校の宿題、読書、楽器の練習)が終わったら後は夕食をまたいで就寝まで自由時間です。
頑張り表でやる気アップ!

トイレトレーニングの時から色々な場面で使ってきた頑張り表。
公文にも使っています。
表がいっぱいになるといいことがあるので頑張っています。
次女用の頑張り表はこちらのぷりんとキッズさんのものを使用中。

ぷりんとキッズさんでは、頑張り表の他にもたくさんの教材が用意されていて無料ダウンロードが可能。
(ご利用の際には”利用規約”をご一読下さいませm(_ _)m)
カテゴリー分けがとてもわかりやすく、子供達の日本語教材でも大変お世話になっています。
小さいうちは表が埋まるまでに時間がかかるとやる気を無くしてしまいがちなので、まずは10回分シールで埋めて小さなご褒美をあげるところから始めるのがおすすめです☆
公文の宿題を嫌がる子供への対応は?スランプ時に提案された対処法まとめ
学習に対する意識は家庭によって様々。
子供達が通う学校はたくさんの人種/文化が共存していて、
就学前から家庭教師をつけて1日何時間も勉強をさせているご家庭もあれば
学校以外では勉強/宿題は一切やらせないというポリシーを持ったご家庭も。
いずれにしても、子供達が大きくなった時に
「子供の頃無理やり公文やらされて最悪だった。。」
なんてことにならないように、
学習っていうのは本当はとても楽しいことなんだということを、
親も色々と思考錯誤しながら子供達に伝えていけたらと良いですね。
公文の宿題を嫌がる時は、この方法が参考になれば嬉しいです。