突然火がついたように泣き叫んだり暴れたりする子供の癇癪。
本当に大変ですよね。
私は次女の癇癪(2〜4歳)で初めて子育てが嫌になりました。
そして、初めて子育てで泣きました。
海外で、当時はまだ知り合いも少なく主人も出張続き。
1人で、もうどうしたら良いかわからずただただ夢中で癇癪と向き合いました。
そんな彼女ももう8歳。
当時を振り返り、
お伝えしますね。
この方法が正しいですよ!というものではありませんし、今でも自分のやったことが正しかったかなんてわかりません。
でも癇癪への対応方法の一例として参考になれば嬉しいです。
子供の癇癪はいつからいつまで続く?

癇癪は始まる時期も終わる時期も本当に個人差があるので、
いつになったらおさまるかという明確な答えを探すのは難しい
というのが結論です。
一般的に癇癪は自分を表現できるようになってくる3歳頃にはおさまると言われていますが、我が家の次女は2歳になる少し前から4歳半頃まで続きました。
2歳の頃は朝起きてから寝るまで幾度となく、天井に穴が空くかと思うような大絶叫が来る日も来る日も繰り返されるという感じの、それはそれは手に負えない程の癇癪っ子で、その声の大きさときたら長女が耳を塞いで号泣してしまう程。
本当にこの癇癪はいつか終わるのか
この子はどこかおかしいのではないか
毎日毎日先の見えないトンネルの中を歩いているようでした。
実際に次女の癇癪はどんな感じだったのか、3歳/4歳/5歳と振り返ってみますね。
おさまるどころか2歳の癇癪がさらにパワーアップ。
ただ、2歳の時に比べると外出先での癇癪は減ったように記憶しています。
お母さんの言うことをきちんと聞く子供達を見ては、 「この子は本当に大丈夫なんだろうか。。」と不安な日々を過ごしていました。
幼稚園の年中クラスに週2日通い始める。
みんなの前で泣き叫んだりすることは恥ずかしいことなんだと思うようになったのか、 外での癇癪はなくなっていきました。
家の中での癇癪は相変わらず続いたものの、3歳に比べると明らかに頻度は減ってきたのがわかりついに希望の光が。。( ; ; )
4歳になりたてともうすぐ5歳になる4歳とでは全然違いますので、5歳に向けて徐々に減っていったという感じです。
家ではまだグズグズしたり、ちょっとしたことで怒ったり泣いたりすることはありましたが、2歳〜4歳の時のような気が狂ったように絶叫する癇癪は
なくなっていました。
遠い記憶なのでちょっと大雑把ですが、こんな感じで本当にゆっくりと、徐々におさまっていったという感じです。
子供の癇癪とわたしが試した対応法
子供の癇癪対応法としてわたしが試したのは「タイムアウト」という方法です。
詳しくみていきますね。
タイムアウトとは?
「タイムアウト」というのはアメリカから広まったしつけ法の一つで、
子供が何かよくないことをした時に部屋の隅っこまたはその家庭で決めた特定のスペースに子供を一人で座らせ、その良くない行いについて考えさせる
というもの。
座らせる時間は年齢プラス1分が基本。
ここオーストラリアでも一般的なしつけ法です。
我が家のタイムアウトの目的と設定場所
癇癪は一種のパニック状態なので悪い行いとは少し違いますし、癇癪を起こしている2〜3歳の子が「自分はなぜ癇癪を起こしまったのだろう?」など自分で考えるはずもないのですが、
という目的で我が家ではこのタイムアウト法を癇癪対応策として取り入れました。
我が家で設定したタイムアウトコーナーは子供部屋にあるぬいぐるみバスケットとチェストの間の小さな一角。
本来タイムアウトコーナーには何もないことと言われています。
これは「あなたのやったことは間違っています」というメッセージを理解してもらうために座ってもらうタイムアウトコーナーにオモチャなどがあっては意味が無いというもの。
ただ、この場合の目的は「子供に冷静になってもらうこと」なので、私はそのままぬいぐるみコーナーに座らせ、また年齢プラス1分というタイムアウトの時間も設定せずパニックが収まるまで座ってもらいました。
我が家のタイムアウトのやり方
我が家のタイムアウトのやり方ですが、癇癪が始まって「段々ひどくなってきたな〜。。。」と思ったらタイムアウトコーナーに連れて行きます。
もちろん暴れますがここは毅然とした態度で。
大きな声を出して怒ったりしてもパニック状態がひどくなるだけで解決にはなりませんので、こちらは何も言葉を発せずタイムアウトコーナーへ連れて行くだけ。
そしてママはひとまずその場を離れます。
タイムアウトコーナーで泣き疲れてそのまま寝ていた!
長女のお迎え時間のタイミングもあって日々のルーティーンを崩してしまう方が大変だったため、部屋に1人にすることなく目の届く場所で静かに癇癪が収まるのをひたすら待ちました。
ただ泣き疲れてそのままお昼寝というタイミングだったり、 起こす必要がなければそのまま寝かせておいた方が平和です。
3歳をすぎると体力もついてきてお昼寝もしなくなったので、そのタイミングで1人のタイムアウトスタート。
3歳後半になる頃には癇癪を起こすと自らタイムアウトコーナーへ行って座り頭を冷やして部屋から出てくるようになりました。
新しいしつけ法【タイムイン】について
最近、タイムアウトに対してタイムインというしつけ法がより効果的だと話題になっているようです。
タイムアウトが一人にさせるしつけ法であるのに対し、タイムインは悪い行いをした子供に寄り添うしつけ法とのこと。
これは、タイムアウトのしつけ法では、一人にさせられた子供の人に対する恐怖心や不安感を煽ってしまうのではないかという懸念から考えられたもので、最近ではタイムアウトをしないという親や幼児施設も増えているようです。
癇癪は、そもそもしつけをして良くなっていくものではないのですがご参考までに。
本気の癇癪の真っ最中に寄り添うなどというのは無理ですよね。。。
タイムアウト終了のタイミング

タイムアウト終了のタイミングは、気が狂ったような叫び声がおさまったら。
泣き声がグズグズメソメソのレベルまでさがってきたタイミングでそっと部屋へ入ります。
タイムアウトコーナーのぬいぐるみバスケットの中にシートベルトがついたクマがあったのですが、次女は必ずそのシートベルトを自分に付け、クマを背負った状態で座っていました。
それを自分に装着することに集中するうちに次第に冷静になっていったのでしょう。
クマを背負った次女を抱っこしてどうしてギャーとなってしまったのかお話してもらいました。
理由は昨日のことだったり、その場で考えついたことだったり、こちらにはわけのわからないことでしたが、きちんと話をしてもらいました。
そして
以上のことを癇癪がおさまる度に根気強く伝えました。
そしてどんな時でも愛していることを伝えて終了、というパターン。
我が家のタイムアウトのまとめ

「ただひたすら待つ」
癇癪対応法は結論としてはそれしかなかった気がしています。
あくまでも私のやり方ですが、基本的には家で癇癪を起こしてしまったらパニックが収まるまでは何もしないで待つ。
話かけても聞こえません。
そしてこちらも距離をおいて一人になります。
私はそうすることで次へ進む気力を充電することができました。
「抱きしめてあげる」と書いてある記事もありました。
前述のタイムインと同じ考え方ですね。
癇癪の度合いにもよると思いますが、、、、
次女の場合には半径1m以上は近づけない程、釣りたての魚のような暴れっぷりで、抱きしめるなんて無理でした。。。。。
また外出は遠出や公共交通機関を避け、たとえ癇癪を起こしてもすぐに家に帰れる近場やまわりに迷惑をかけない大きな公園などを選んでいました。
癇癪っ子の今
少し前に8歳になった次女。
情が厚く、人の気持ちに寄り添うことができる優しい子になりました。
我慢強く穏やか。
本当に、一体あれは何だったのかと。
ただ癇癪が無かった長女と比べると、やはり自分のやり方というものをとても強く持っているので、幼い頃はその我の強さと思い通りにいかない現実とのギャップをうまく消化できず、「癇癪」という形で現れていたのかな、と勝手に想像しています。
癇癪を起こした状態の次女に「ぎゃー子さん」という名前をつけていたのですが、自分が「ぎゃー子さん」だったことは全く覚えていないとのこと。
ギャー子さんと一緒に遊んだ公園を「懐かしいなぁ」「頑張ったなぁ」と思いながら今は1人で歩いています。。。( ; ; )
子供の癇癪対応法まとめ

癇癪がピークだった頃、
『癇癪』『いつまで続く』
この文字を何度検索枠に打ち込んだかわかりません。。。
「何か育て方を間違えてしまったか。。」と思い悩んだこともありました。
言うことをよく聞く子のママからは「もう少し厳しくした方がいい」と心ないことを言われ、やり場のない憤りを感じたこともありました。
親も人それぞれ色々な考え、様々な子育ての仕方があり、正しい/間違っていると、他人が勝手に自分のものさしで判断するべきものではありません。
試行錯誤しながら、私とこの子にはこういうやり方が合っていると思うものを見つけていかれると良いと思います^^
決してご自身を責めたり育て方に自信を無くしたりしないで下さいね。
こうして私のサイトにたどり着き、この記事をここまで読んで下さったということは
それだけ真剣に癇癪に向き合っているということ。
これからも続いていく子育て自体が嫌になってしまうことがないよう、日々小さな楽しみを見つけてのんびりいきましょう。
海の向こうより応援しています!