「フォニックス」という言葉、聞いたことはありますか?
フォニックスをやらずにどうやって英語を話せるようになるの?!と
英語のネイティブスピーカーが驚くほど、
このフォニックスは英語を学習する上でかかせないものであるにも関わらず、
日本ではこのフォニックスが英語学習に取り入れられていません。
今回はこの「フォニックス」とは何なのか、
そして英語圏の子供たちはフォニックスをもとに
どうやって英語を習得していくのか、
子供たちの学校で英語(現地では国語)のボランティアをしてわかった
体験談をご紹介します^ ^
フォニックスとは?
「フォニックス」とは、英語のスペリングと発音の間にある法則のこと。
もっとたくさんありますが、まずは基本のフォニックはこんな感じです。
(参考サイト:小学生のための英語・英会話Winbe)
アルファベットのローマ字読みとは違いますよね。
例えば犬という意味の
「Dog」
これは
D(ドゥ)
O(オ)
G(グ)
という、
アルファベットが持つ音をつなげて初めて子供達は
「Dog」
と発音することができます。
同じように
Bigなら
B(バとブの中間のような音)
I(イ)
G(グ)
この先
-sh
-er
など複雑なものも増えていきます。
歌でフォニックスを覚える教材
日本でもフォニックスに注目した学習法を実践している英語教室も
増えているようですが、
フォニックスを覚える教材も販売されていますので、
まずはフォニックがどんな感じなのか、
時間的にも予算的にも制約が少ない
教材から始めてみるのがおすすめです^ ^
この教材は対象年齢が0〜8歳。
言語という概念が無い小さな子供達は
目から耳から入ったきたものをそのまま覚え、
何のフィルターも無しに自分のものとして消化していくことができます。
そして耳で覚えたものを今度は視覚を通して音につなげていく作業へと
移行していきます。
おすすめの英語絵本
フォニックスを体得するには、
耳で覚えた単語を視覚を通して音とリンクさせる必要があります。
そのためにおすすめなのは毎日本を読むこと。
たった1冊の本の中でも、
出てくる単語の量は子供にとっては膨大です。
まずは1冊から始めてみましょう。
おすすめの一冊は
『I Love My Mum』
これは次女が 4歳の頃毎日のように読んでいたもので、
3歳の時に1人でこれを一冊読めたという子のお母さんから
いただいたもの^_^;
まだ読めない単語の方が多かったのですが、
I, Love, See, We, Look
などの単語はこの本から覚えていきました。
Look
は、真ん中のOOを目に見立てて
『お目目で見えるから?Look!』
という感じに覚えましたよ!
この本は特にストーリーがあるわけではなく、
シマウマのオリーとお母さんが一緒にお散歩に行ったり、
蝶々を見たり、おうちで休憩したり、
という普通の日常が
シンプルな文章と一緒に描かれています。
パステル調の絵も優しく、
『どの色の蝶々が一番好き??』
『何を飲んでると思う?ホットチョコレートかな〜?ミルクシェークかな〜?』
そんなやりとりをしながら読んでみると楽しいです☆
購入は日本にいながら洋書を購入できる
全世界送料無料のBook Depository(ブックデポジトリー)がおすすめです!
『I love my mum』もあります☆
我が家も時々利用しています。
購入方法に関してはこちらのブログで詳しくまとめて下さっています。

筆者が英語のボランティアをしていたのは幼稚園年長さんのクラス。
フォニックスを学び始めた頃の子供たちと一緒に本を読むのは、
正直気が遠くなるような作業でした。
何しろ「Dog」という単語一語読むだけに何分もかかる子もいるわけですから。。。
でも、どの子にも遅かれ早かれ加速する時期というのがあり、ある時期を堺に
あっという間に本1冊問題なく読めるようになっていきました。
この本は長女が6歳の頃夢中になって読んでいたもの。
4歳半の頃にフォニックスを始め、「Cat」と読むのに数分かかっていた子が
本を読み続けることによって約1年半後にはこのくらいの本を読めるようになります。
まとめ
子供には英語を話せるようになって欲しいという親御さんの思いから
英語塾や英会話教室へ通われているお子さんも多いですが、
フォニックスを教えているところは多くないようで、
フォニックスを教えずして英語を教えているという事実に
外国人がびっくりしているという話を聞きます。
それほどフォニックスというのは英語圏の人にとっては基本的なもので、
英語圏の学校でフォニックスを学ばないということはまずありません。
ご紹介したようなDVDや YouTubeなどでもフォニックスの基本は
学ぶことができますので、
ぜひ参考にしてみて下さいね。
フォニックスを知ることでまた英語の世界が違って見えてきます☆